今日もご訪問いただきありがとうございます(*^^*)
今日は最近沢山のお庭に作業に行かせていただいていますので、気付いたことや感じた事を少し書きたいと思います。
春から初夏にかけて岡山では気温30度が予想される日が増えてきています。
これぐらいの時期から被害が増え始めるのが「蜂」による被害だと思います。
蜂と言っても様々な蜂がいますが、お庭でよく見かけるのは「アシナガバチ」ではないでしょうか。
今年もこのアシナガバチが多く見かけます。
家の軒下や植木の中などに巣をしていることがよくあるのですが、このアシナガバチの巣にも毎年色々な傾向があります。
今年も春になってから多くの巣に遭遇し、駆除してきましたが今年は多くの巣が「高い場所」にあります。
毎年巣のある場所が違います。
東日本大震災や西日本豪雨被害が起きた年は巣が高い場所にあることが多かったです。
逆に低い低木の中などにあることが多い年は、自然災害が起こることが少ないように思います。
これがよく言われる「虫の知らせ」という事です。
自然を相手に仕事をする庭師の間では昔から大切にされている事です。
何の裏付けがあるわけではないので、ひとつの参考程度ですが今年は蜂の巣は高い場所にある印象を受けます。
ですので、お庭に出て蜂が多いなと感じたら屋根の軒下などを確認したり、高木の中を確認したりしてみて下さい。
また別の記事で「蜂」については書いてみたいと思います。
蜂に刺される事が無いように、しっかりと予防と駆除を行うようにしましょう。
さて今回は、香水の原料に使われる事の多いクチナシを紹介していきたいと思います。
実は染料として使われるなど、魅力の多い植物です。
是非参考にしてみて下さい(^^♪
それでは早速やっていきましょう(^_-)-☆
クチナシの生態と魅力
クチナシの生態
クチナシは日本が原産の常緑性の低木に分類される植物です。
葉は光沢のある長い楕円で濃緑色で葉脈がはっきりとしています。
クチナシはの花は6月~7月に白色の花を咲かせます。
花弁はフェルトのような優しい風合いをしています。
香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。
この甘い香りの花は香水の原料などに使われます。
花の形は八重咲と一重咲きがあり、一重咲きの品種は秋になると橙色の実をつけ、熟しても口を開かない事から「クチナシ」の名が付いたと言われています。
秋になる実にはカロチノイドという色素が含まれ、飛鳥時代の古くから布を黄色く染めるのに染料として利用されて来ました。
有毒物質を含まないため、栗きんとんや沢庵、餅等の食品の着色にも使われるこの色は、「口なし」に代えて「言わぬ色」と呼ばれています。
また、クチナシの実は生薬「山梔子(さんしし)」として止血、打撲、利尿にも使われています。
根にも薬効が認められています。
耐暑性が高く、半日陰でも育ち生育しやすい生態をしています。
クチナシの魅力
クチナシの魅力はまずは、様々な事に利用される実ではないでしょうか。
この実は先程紹介したように染料として利用されていますが、食用なのはとても魅力的です。
代表的な物は、たくあん、きんとん、ゼリー、キャンディ、果実酒の色付け、夏を越す節句に食する「クチナシご飯」などにもその色素が使われています。
このように実用性も高いですが、観賞価値も高いです。
オレンジ色の実を沢山付けるのでとても綺麗で、お庭にあるととても目を惹きます。
花も上品な白色の花を咲かせます。
品種によってはより派手な八重咲きの品種もあります。
花は香りが強く、香水の原料として使われます。
実用性もあり、観賞価値も高くお庭にあると心地よい香りを放ちながら美しい花を観賞出来ます。
とても楽しみの多い植物と言えるでしょう。
生育もしやすいので、初心者にもオススメの植物と言えるでしょう。
クチナシの生育
生育環境
クチナシは基本的には日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。
半日陰から日陰でも生育は可能です。
ですが、花つきをよくするには日当たりのよい場所がオススメです。
西日が強く当たり乾燥しやすい場所は嫌うので気を付けましょう。
土壌については、土はそれほど拘りませんが湿り気があって表土の深い土地で、腐植質の多い土質を好みます。
植え付け時にバーク堆肥や腐葉土をしっかり混ぜておくようにしましょう。
水はけと水持ちの良い土壌を好むので、しっかりとした土壌造りを行いましょう。
管理について
水やり
植え付けから根付くまではしっかりと水を与えます。
根付いてしまえば、基本的には雨水のみで生育が可能です。
ですが真夏の炎天下が続く日は、とても乾燥しやすいので水切れにならないように注意しましょう。
夏場に水やりを行う場合は、朝夕の涼しい時間帯に行うようにしましょう。
湿り気のある土壌を好むので、水切れには注意するようにしましょう。
鉢植えの場合も土が乾いたら水やりを行うようにしましょう。
植物の状態を見ながら水やりを行うようにしましょう。
肥料
クチナシはあまり肥料は必要ありません。
開花後、お礼肥として油かすなどを少量与える程度で大丈夫です。
病気と害虫
クチナシの代表的な病気は、さび病、裏黒点円星病、すす病などがあります。
どの病気も風通しの悪い場所で発生しやすいのが特徴です。
剪定による通風と採光を心がけて予防するようにしましょう。
害虫については、オオスカシバ、カイガラムシ、アブラムシ、オンシツコナジラミなどの被害があります。
クチナシで最も問題となるのが葉を暴食するオオスカシバの幼虫による被害です。
幼虫はクチナシを食草とするためで、夏の間に1~2回発生します。
見付けたら駆除するか、植木屋に相談するようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
実用性と観賞価値が共に高いクチナシを紹介しました。
様々な魅力があり、とても面白い植物です。
お庭に彩りや香りの欲しい方はクチナシを検討してみてはいかがでしょうか?(*^^*)
さて次回は、この時期お庭弄りで被害の多い、毒虫の蜂について書いていきたいと思いまうす。
いくつかに分けて詳しく書いていきたいと思います。
庭師が行っている対処法や、僕が行っている刺されないための予防法なども紹介していきたいと思います。
是非参考にしてみて下さい(^^♪
本日も最後までご覧いただきありがとうございました(^_-)-☆
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