トチノキという植物~シャンデリアのような花を咲かす~

庭師の道具箱(ブログ)

今日もご訪問いただきましてありがとうございます(^^)/

先日3密を避け、岡山県の県北の山に遊びに行って来ました(^_-)-☆

遊びに行ったと言っても、あらかじめ用意していたお弁当を外で食べたり弟と久しぶりにキャッチボールをしたりとゆっくり過ごしてきました。

最近は不要不急の外出自粛ということで、少し自然と接するだけでとても癒されました(^^♪

同じことを考えていた方も多かったようで、山歩きをしておられる方もおられました。

行く道中にビックリしたのが、コンビニが軒並み営業自粛をしていたり、営業していてもトイレが使えなかったりと色々と対策をされていました。

これがいつまで続くのでしょうね。。。

山奥まで行くと他人とすれ違う事もありましたが、街を走る車はとても少なかったですね。。。

当然なんでしょうが県外ナンバーの車にも一台もすれ違いませんでした。

岡山県ではゴールデンウィーク明けから営業再開という声もちらほら聞きますが、人の少なさを考えると中々厳しそうですね。。。

安倍総理が言うように、長期戦になると思いますので支えあいが更に大切になってくると思います。

皆で更に力を合わせていきましょう(^^♪

さて今回は、シャンデリアのような花を咲かせるトチノキについて紹介していきたいと思います。

黄葉も綺麗で庭木としても人気の植物です。

是非参考にしてみて下さい(^^♪

それでは早速やっていきましょう(^_-)-☆

トチノキの生態と魅力

トチノキの生態

トチノキは、日本が原産の落葉性の高木に分類される植物です。

山地の谷間に自生する落葉性の高木で、水気を好み、谷間では、より低い標高から出現することもあり、サワグルミなどとともに姿を見せることが多い植物です。

栃木県では木の県として指定されています。

樹形が自然に整いやすく、新緑や秋の黄葉が美しいことなどから全国の街路樹、公園樹に利用されてきましたが、秋に落ちる実が往来の妨げになるとして、近年は利用が減っています。

晩夏から初秋に実る「栃の実」にはタンパク質が豊富に含まれ、縄文時代から貴重な食料として親しまれて来ました。

実は栗に似ていて、灰汁抜きをしなければ食べられず「馬栗」と呼ばれます。

実は食用だけでなく、トチノキの成分を利用して石鹸代わりに使ったり、焼酎に漬け込んだものや焼いて油で練ったものを塗り薬に使うなど用途が多いのも特徴です

トチノキは5月〜6月にかけてシャンデリアのような花を咲かせます。

とても特徴的な形をしていて、近くで見ると少しグロテスクな見た目をしています。

トチノキの材は広葉樹としては柔らかくて加工しやすく、木目も美しいため国産材としてケヤキに並ぶ程の人気です。

耐久性が不足するため算盤、擂粉木、臼、盆、椀などに使われることが多いです。

トチノキの魅力

トチノキの魅力は花の綺麗さだけでなく、様々な事に利用される使い勝手の良さではないでしょうか。

花は独特な形をしていて、少しグロテスクですが花単体を見ると南国をイメージさせるお花です。

目を惹きますので、お庭にスペースがある方はオススメの植物です。

秋口に熟す実はとても用途が多いです。

食用としては今も様々な方法で食べられています。

最近ではトチノキの成分にも注目され、ボディーソープや塗り薬としても利用されています。

また、実が熟す秋口の黄葉もとても綺麗です。

自然樹形が綺麗で高木になるので、黄葉するととても迫力があります。

一年を通して楽しめるのもトチノキの魅力だと言えるでしょう。

トチノキの生育

生育環境

トチノキは基本的に日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。

日陰にも強い生態を持っているので、半日陰でも元気に育ちます。

逆に乾燥にはやや弱く、湿り気のある場所を好みます。

夏場の強い西日には弱いので、植え付け場所には注意するようにしましょう。

ある程度高木になりますので、少し広いスペースに植え付ける事をオススメします。

土壌については、土はそれほど拘りません。

ですが水持ちと水はけが良い土壌を好みます。

少し湿気のある土壌を好みますので水持ちの良い土壌を造るようにしましょう。

管理について

水やり

植え付けから根付くまでは、しっかりと水を与えるようにしましょう。

根付いてしまってからは、雨水のみで生育します。

先程も説明したように、乾燥にはやや弱いので夏場の炎天下が続く日は水切れに注意しましょう。

水やりを行う場合は、朝夕の涼しい時間帯に行うようにしましょう。

湿り気のある土壌を好むので、水切れにならないように注意しましょう。

肥料

肥料は冬と夏の年2回、堆肥や鶏糞を株元に与えます。

植え穴は大きく掘り、腐葉土や堆肥をたっぷり混ぜ込んで植え付けます。

植物の状態を見ながら与えるようにしましょう。

病気と害虫

トチノキは基本的に病気や害虫の心配はありません。

病害虫にとても強い植物ですので、庭木としてもオススメです。

街路樹や公園樹として利用されるのも、このように病害虫に強い生態を持つからです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

様々な魅力を持ち、一年を通して楽しめるトチノキについて紹介しました。

お庭にスペースのある方は、是非植えてみても良いのではないでしょうか?(*^^*)

さて次回は、四季を通して観賞価値が高いとされ人気のあるナナカマドを紹介していきたいと思います。

ナナカマドの実は熊や鳥の好物として有名です。

是非参考にしてみて下さい(^^♪

本日も最後までご覧いただきありがとうございました(^_-)-☆

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