今日もご訪問いただきありがとうございます(*^^*)
さて今日は「義竹」について書いてみたいと思います。
皆さんは「義竹」についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
本物の竹に比べて安っぽく見える、味が無い、などのイメージや本物の竹よりしっかりしている、使い勝手が良い、などのイメージが有る方も居ると思います。
ここ数年で義竹はかなり進化をしたと思います。
見た目はもちろん、素材や耐久性、施工方法の簡易化など義竹が身近な物になりました。
実際にお客様からも義竹フェンスの問い合わせが増えました。
今回は、義竹の紹介と庭師から見た義竹のメリットやデメリットについて書いてみようと思います。
是非参考にしてみて下さい(*^^*)
それでは早速やっていきましょう\(^^)/
義竹とは〜素材や商品例〜
義竹とは主に樹脂を竹に見立てて加工した材の事を義竹と言います。
よく和風のお庭などで竹垣を目にすると思いますが、樹脂で竹垣を再現した物が「義竹フェンス」になります。
竹垣の種類にもよりますが、竹を再現しているのが樹脂で、間柱はアルミで再現されている商品が多いです。
義竹は主に、フェンスや柵に使用される事が多いです。
義竹フェンスの種類
ここ数年で義竹フェンスの種類は圧倒的に増えました。
代表的な四目垣や建仁寺垣はもちろん、清水垣やみす垣まで多くの種類があります。
またカラーがとても豊富です。
本物の竹をイメージしたカラーがとても豊富で、白竹のような色から青竹、黒竹とこの色幅の中で多くのカラーがあります。
また、間柱もです。
間柱も実際の支柱のように木目をリアルに再現されています。
こちらも白柱から焼黒柱の中で、細かくカラーバリエーションがあります。
間柱は商品によっては、丸柱か角柱か選べたりもします。
リアルさも数年前とは違い、とても高いクオリティです。
少し離れると本物と区別がつかない商品もあります。
義竹のメリット
耐久性の良さ
義竹のメリットはやはり一番は耐久性だと思います。
本物の竹を使った竹垣に比べて、格段に耐久性があります。
ですので義竹の方がランニングコストが安いと言えます。
今は商品によっては、傷んだ箇所だけ直す事が出来る部品なども有るので、使い勝手も良いです。
再現性の良さ
次にあげられるのが再現性の良さです。
本物の竹を使った竹垣に比べて、仕上がりにばらつきが有りません。
ですのでお客様のイメージが合いやすいと思います。
出来上がった後のトラブルは少ないと思います。
自由度の高さ
本物の竹を使っての竹垣より、格段に自由度が高いです。
先程も書いたように、カラーのバリエーションの豊富さは義竹ならではです。
間柱と組み合わせる事でいく通りもの組み合わせが出来るのも魅力です。
ですので自分の好みの色で竹垣を作る事が出来ます。
これはお庭に合った竹垣を作る事にも繋がります。
使い勝手の良さ
個人的には義竹の良さはどんなお庭でも合わせられる、使い勝手の良い事だと思います。
和風なお庭、洋風なお庭を問わず、カラーの組み合わせや垣の種類などを選ぶ事で雰囲気の良い竹垣になります。
また、サイズ感もそれぞれのお庭に合わせて作れます。
どういう事かと言いますと、隣のお宅の目隠しの為に高さが2m欲しい場合はそれに合わせられます。
横幅も同じです。
強度の問題などで間柱の位置などが制限される場合がありますが、自由度はとても高いです。
義竹のデメリット
竹の味を楽しみたい方には向かない
当然ですが義竹なので、竹が持つ味は感じられません。
時が経つにつれて竹の味が出るのを楽しみたい方は義竹は向かないと思います。
数年前の義竹に比べて、素材などが良くなったおかげで色落ちなどの心配はかなり減りました。
ですがやはり樹脂なので、本物の竹が好みの方は満足出来ないと思います。
ビスなどが目に付く
本物の竹を使っての竹垣と義竹を使っての竹垣では施工方法が全く違います。
本物の竹を使った竹垣はビスを使う事などはなく、釘やしゅろ縄などで固定していきます。
義竹の場合は、垣の種類などにもよりますが材質が樹脂やアルミの為、ビスで固定する場合が多いです。
ですのでそのようなビスが気になる方は義竹の竹垣は満足出来ないと思います。
種類によってはビスが隠れる竹垣もありますので、予め確認してみると良いでしょう。
値段の幅が広い
本物の竹を使っての竹垣の場合は、大体相場の値段が決まってくると思います。
ですが義竹の場合は、カラーによって値段が変わったり柱の種類によって値段が変わったりします。
ですので、思っていた金額よりも見積もりをしてみると金額が上がるなんて事もあります。
予算にあった義竹竹垣を提案してもらうようにしましょう。
庭師から義竹をオススメしたい方
拘りが少ない方
先程も紹介したように長期間使えるのは断然義竹です。
お手軽で見た目が綺麗なのは義竹の魅力だと思います。
ですので拘りが少なく、知識が少ない方には義竹はとてもオススメです。
耐久性も高いですので、安心して使用出来ます。
小さなお子さんがおられる方
義竹は先程説明したように素材が樹脂の場合が多いです。
ですので頭や身体をぶつけた時にクッション性が高く、怪我をしにくいと思います。
竹の経年劣化による繊維質が出てくる事もないので触っても刺さるなどの怪我がないです。
ですのでお子さんをお庭で遊ばせる際に、義竹の方が安心だと思います。
色に拘りたい方にオススメ
先程も説明したように義竹にしかないカラーが沢山あります。
ですので竹垣の色に拘りたい方は断然義竹がオススメです。
好みに合ったカラーが選べるので満足度は高いと思います。
植物などを植栽する場合に、植物の種類に合わせて義竹のカラーを選ぶのもオススメです。
カラーでお庭の印象もがらりと変わります。
義竹についてのよくある質問
Q.義竹は色落ちはしないの?
今は改良が重ねられ、比較的色落ちはしにくいと思います。
ですが経年劣化は必ずありますので、長い目でみるといずれ色褪せはあると思います。
とはいえ野外での使用が前提に作られているので、簡単には劣化しません。
劣化するまでの使用期間は満足出来るのではないでしょうか。
Q.施工がシンプルと聞きましたが素人でも施工出来ますか?
出来ない事はないと思います。
ですがセメントを使って柱を固定したり、ビスで義竹を固定するなどの作業があります。
これを間違えしまうと取り返しがつかず、義竹竹垣が完成しません。
ビスでの固定もインパクトドライバーが必ず必要で失敗するとキズが付いたり、破損に繋がります。
施工方法自体はシンプルですが、必要な工具や技術がいるので業者に依頼する事をオススメします。
Q.よく通販で格安の義竹竹垣を見掛けますが、品質はどうでしょうか?
正直、購入した事がないので分かりません。
ですが値段の幅が広いのも義竹ならではです。
ですので寸法やカラーなど、用途に合わせた義竹フェンスを検討する場合は一度業者に相談する事をオススメします。
通販で購入する場合も業者に相談してからの方が後に後悔しなくて済むと思います。
Q.実物が見てみたいんだけどサンプルなどはあるの?
四季創庭苑の場合はサンプルをお見せします。
是非サンプルを見て頂いて決めて頂けたらと思います。
義竹の場合、実際に見てみると色味などが少し違う場合がありますのでサンプルを見られる事をオススメします。
通販の場合、実際に見る事が出来ませんのでよく気を付けて下さい。
まとめ
「義竹」について書いてみましたがいかがだったでしょうか?
最近ではかなり義竹という物が浸透してきて、興味がある方も増えてきたのではと感じています。
とはいえ本物の竹には本物ならではの良さがあるのは間違いありません。
ですので両方、メリットにデメリットが有ると思うので、それらをよく理解した上で用途や好みに合わせて選択する事をオススメします。
今回は今現状の義竹の事について書きましたが、数年後にはもっと改良され、色々と向上していると思います。
その時には、本物の竹の良さも更に浮き彫りになるかもしれませんのでまた記事にしたいと思います(*^^*)
検討中の方は是非お庭造りの色々な選択を楽しんで下さいね(*^^*)
さて次回は、実が団扇に似ている事から名前が付いた、ウチワノキについて書いていきたいと思います。
花も控えめで品のある花を咲かせます。
是非参考にしてみて下さい(*^^*)
本日も最後までご覧頂きありがとうございました\(^^)/
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